はじめに
こんにちは!めだんしです。
DTM、やってますかーー!?!?!?
進捗、どうですかーーーーー!?!??!?!?!?!?
M3やコミケなど、DTMerにとってはなかなか忙しいこの時期。
いわゆる「音楽理論」を知らないと、
作る曲がどんどん似たり寄ったりになってきたりします。
要は「展開の引き出し」が少ない状態。
まあ別にこの「引き出し」は理論の勉強じゃなくてもいくらでも増やせるんですが、
「〆切がヤバい!」人にはそんなインプットをしてる余裕もなかなかないでしょう。
あとシンプルに「勉強がやだ!」って人もいるでしょう。
そんな方必見の「コード、使える音」のまとめ記事を書いていこうと思います!
今回はその準備編です。
↓この記事が役に立つであろう人↓
- 自分でコード進行を組んでみたいものの、使える音が分からない人
- 難しいことは考えず、とりあえず使えるものだけ確認したい人
- 上記2点に当てはまるが、「キー」の決め方が分からない人
何はともあれキー設定が大事
この辺って、いわゆる解説サイト見に行くと
「半音と全音が~」
みたいな説明がほとんどで、
実際に何の音が使えるのかは自分で考えないといけないんですよね。
もちろんそれはすごく大事というか、その方が自分のためにはなるんですけど、
とりあえずそういう理屈は抜きにして、
何が使えるのかだけまとめられててもいいんじゃないかなって思って。
試しに楽曲で使ってみて、
やりながら覚えていくでもいいと思うんです!
「こいつ…!戦いの中で成長してやがるッ…!」
的な。
で、その辺を考えていくにあたって、「キー設定」が大切になってきます。
キーっていうのはもうアレです、カラオケの「キー」と同じと思ってもらっていいです。
キーを変えたら音源の雰囲気も変わるし、もちろん鳴る音も変わる。
Remixにせよオリジナルにせよ、
ここが決まらないと使える音が決まりません。
Remixは「原曲 キー」で検索すると結構出てくることもありますが、
出てこない場合は以下のどちらかで推定していきましょう。
Remixでのキー設定①:WaveToneを使う
このブログでも何回も紹介してきたWaveTone。
これが今回でも大活躍します。
耳コピのコツの記事でWaveToneの「キー解析」を紹介しましたが、
この機能を今回も使います。
過去の紹介記事はコチラ↓


前回の耳コピ記事で出した「Cagayake! GIRLS」の頭サビのキー解析結果はこんな感じです。
シンプルに、このキー解析結果で「一番グラフの棒が長いもの」を音源のキーだと推定しましょう。
この曲の場合は「E/C#m」が一番長いので、
EメジャーキーもしくはC#マイナーキーだということになります。
あとはもう何となく明るければメジャーキー、暗ければマイナーキーとしちゃってOKです。
というわけで「Cagayake! GIRLS」のキーはEメジャーキーだと推定できます。
(実際この曲はEメジャーです)
Remixでのキー設定②:サビの最後のメロで推定する
一定確率で外してしまうこともあるかと思いますが、割と使えるのがこの方法です。
サビの最後のメロディーって、すごく重要じゃないですか。
その歌をどう着地させるか決まる音、というか。
だから、この部分のメロって「そのキーのメインとなる音」で終わることが多いんです。
※あくまで「多い」だけです
そういう「メインの音」に着地すると、
「終わったァァァ」感が出てスッキリとサビをまとめることができるんですよね。
これを逆手にとって「違う音で意外性を出す」というテクもあるわけですが。
さてさて、メロからのキー推定は簡単です。
①サビメロの最後の音を特定する。
これもWaveToneを使うと簡単ですね。
(それならキー解析までWaveToneでやれって話なんですけどね)
例)「Cagayake! GIRLS」のサビメロ最後「スクール」はミ(E)の音
②その音をメインの音と仮定する
専門的には主音といいますが別に覚えなくてもいいです。
例)「Cagayake!」のキーはEメジャーもしくはEマイナー
③楽曲の雰囲気が明るければメジャーキー、暗ければマイナーキー
例)「Cagayek!」は明るい感じなのでEメジャーキー
これだけ。
めちゃ簡単なんですが、必ずしもメインの音でサビメロが終わるとは限らないので、要注意です。
オリジナルでのキー設定コツ:#、♭の少ないキーで始めて適宜キー変更
「原曲」に左右されないオリジナル曲の場合、キー設定は自由にできるわけですが、
慣れるまではシャープやフラットは少な目のキーがいいでしょう。
シャープフラットが多いキーだと、結局何の音が使えるかこんがらがってくると思うので…。
具体的には、
Gメジャー / Eマイナー
Dメジャー / Bマイナー
Fメジャー / Dマイナー
B♭メジャー / Gマイナー
このあたりですかね。(言うて多いな)
シャープ、フラットの数が2個以下くらいのキーだと迷うこともなく進められるかと思います。
ただ、これらのキーは良くも悪くも「スッキリした」雰囲気があるので、
ある程度作り終わった段階でキーを変更していくと、
ラクに作りつつ雰囲気を自由に操作できます。
こうやって数をこなしていくうちに、自分の得意なキーが見つかってくるものです。
いろいろ試してみましょう。
(ちなみに僕はA♭メジャーとE♭メジャーが得意です)
まとめ
どれだけカッコいいビートや音色を作れても、
「音程」がズレていたらそれだけで一気に魅力は半減してしまいます。
音源制作の大前提であり、最も重要な要素の一つであるキー設定。
これをマスターしてこそ、「使える音」の選択に進めるというものです。
是非身に付けてくださいね!
それではまた!
めだんしでした。
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