はじめに
こんにちは!めだんしです。
前回はブラウザ上でDTMができるサイトをご紹介しました。
この講座ではSoundtrapを使って進めていきます。

早速Soundtrapを使って……といきたいのですが、
その前に、
この記事では「ボーカル抽出」のやり方を紹介します!
原曲からボーカルデータを抜き出して制作していくRemixにおいては
避けては通れない必須の工程。
実際に僕が使っている設定もお見せしちゃいますよ!
今回の「スグ使」ポイント
- 原曲とインスト音源を用意しよう
- フリーソフト「歌声りっぷ」を導入しよう
- ブッ込んで抽出!
(曲によっては綺麗に抜けないこともあるけど現段階では諦めよう)
まずは原曲とインスト音源を用意
何はともあれ原曲の用意をしましょう。
今回は入門編なので、
インスト音源があるものを選んでください。
インストがない場合のボーカル削り出しのやり方もありますが、
ちょっと複雑になるので、
一旦は後回しにしましょう。
ちなみにインスト音源は有志のファンが作ったものや
カラオケボックス等で流れているクオリティのものでは
意味がないので注意です。
歌声りっぷの導入
ボーカル抽出系のフリーソフトにおいて、
絶対的ポジションを確立しているのがこちら、
歌声りっぷ
です。
抽出の原理に関しては割愛しますが、
とりあえず原曲とインスト音源を取り込んだら
いい感じにボーカルだけ抜き出してくれる神みたいなソフトです。
lzh形式で圧縮されているため、
対応していない場合は7-zip等の解凍ソフトを使ってください。
解凍するとこんな感じのファイルが入っています。
2番目のアプリケーションを開きましょう。
こんな感じ。
音源ファイルをブチ込む
操作の手順はこんな感じです。
①原曲を読み込む
②インストを読み込む
③より良く抽出できるように設定を変える
④抽出!
以上。
画面下部の「出力WAVEファイル(ボーカル)」欄に
出力先のフォルダ、名前が表示されます。
必要があればここは適宜変更してください。
そして肝心の設定ですが、こんな感じにします。
Remixにおいてボーカル抽出の解像度って
作品のクオリティに直結する一つの要素なので、
これを公開するって割と出血大サービスなんですよ(自分で言う)
この設定にすれば
あらかたの音源は綺麗に抜けてくるかと思います。
微調整する場合は以下を参考にしてください。
- オケが削り切れていない場合
①「処理方法>抽出方法」を「抽出優先」にする
②「詳細設定>中央定位抽出」を強めにする - ボーカルがこもっている場合
「詳細設定>高音カット」を右にズラす
ちなみにこの設定でザクッと抽出した「Donut Monster」の
ボーカルデータがこれです。
オケはやや残っていますが、
初めてのRemixに使う分には十分じゃないかな?というレベルです。
抽出しきれない場合もある
ここまでの設定であらかた綺麗に抽出できると思いますが、
曲によってはできないこともあります。
実は、曲によっては
原曲とインスト音源で冒頭の無音時間がほんの少し違う
ことがあるんです。
この無音時間の差が大きければ大きいほど
抽出精度は下がります。
もちろん解決策はあるんですが、
現時点ではちょっと作業が煩雑なので
一旦後回しにします。
まとめ
この記事ではボーカルデータの抽出方法を紹介しました。
抽出した後のボーカルを聞くと
「大好きなキャラ(アーティスト)がアカペラで歌ってる…!」
と、それはそれは感動します。
これだけでもRemixに手出してよかったなって
思えるほどです(過剰)
次回からいよいよ本格的にRemix制作にはいっていきますよ!
それではまた!
めだんしでした。
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