【レビュー】今絶対買っとけ!!80%オフセール中「Miroslav Philharmonik 2」の効果的な使い方

プラグインレビュー
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はじめに

 

こんにちは!めだんしです。

とんでもないセールがきました。

IK Multimedia Miroslav Philharmonik 2
伝統を受け継ぎつつ、すべてが刷新された人気のオーケストラ音源 総計2,500ものインストゥルメントなど、55 GBにも及ぶライブラリー

IK Multimedia製の超高クオリティオーケストラ音源、
「Miroslav Philharmonik 2」が80%オフの大特価です。

この音源がいかにすごいかっていうのは
ちょっと調べればたくさんのデモ音源が出てくるのですぐわかると思います。

ただ、恐らく多くのDTMerがぶつかるのがこの懸念点。

「別に俺ガチガチのフルオーケストラ作りたいわけじゃないしな…」

たとえばバンドサウンドにちょっとだけストリングスを足したいとか、
ポップスを作るのに管楽器をちょっと入れたいとか、
むしろそういう使い方をしたい方の方が多いんじゃないでしょうか?

そういった方向けに、
「Miroslav Philharmonik 2」の打ち込みの簡単なコツを紹介しようと思います!

皆さんのイメージされている使い方ができるかどうか、
購入の際の判断材料にしていただけたら幸いです。

ただでもこの値段でこのクオリティーのフルオーケストラ音源が手に入るなんて
マジでそうそうないです。絶対に買うべき。

 

↓この記事が役に立つであろう人↓

  • 「Miroslav Philharmonik 2」の購入を検討している人
  • 「Miroslav Philharmonik 2」を持っているが、上手く狙った打ち込み表現ができない人
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そもそも「Miroslav Philharmonik 2」ってどんな音源?

 

オーケストラ系のVST音源ってなかなかいいものがないんですよね。

フリーや安物の音源だとどうしても「打ち込み」感が強くて
生っぽい雰囲気はなかなか出せず、
かといってリアルな音源はシンセとはくらべものにならないくらい高い。

「Miroslav Philharmonik 2」ももともとは高クオリティー・高価格帯の音源ではあったんですが、
今回のセールで一気に手が届きやすい値段まで値下がりしています。

どんな特徴があるのか、主な仕様は以下の通り。

 

  • 55 GB以上のハイレゾ・サンプル。
  • アーティキュレーションやマクロ機能をより洗練させたオリジナルのMiroslav Philharmonikのサウンドすべてを含みます。
  • Recorded and produced by jazz legend Miroslav Vitous
  • 楽器を網羅する2,500以上のステレオ・インストゥルメント
  • Multiple articulations per instrument with articulation switching
  • 3D GUIを備えたコンボリューション・リバーブ機能、ConvoRoom。
  • SampleTank 3から厳選された34種類の高品位なオーディオ・エフェクトを装備。
  • T-RackSシリーズから厳選されたプロ・クォリティのマスタリング・エフェクトを4種類装備。
  • マルチチャンネルのオーディオ・ミキサーを模したMixインターフェイスでは、チャンネルあたり最大5種類のエフェクト・インサートが可能。加えて、それぞれに5種類のエフェクト・インサートが可能な4系統のエフェクト・リターン、および同じく5種類のエフェクト・インサートが可能なマスター・チャンネルも備えており、1つのサウンドに最大30ものエフェクトを加えることが可能。
  • ピッチ-シフト/タイム-ストレッチ・エンジンなど 3種類のサンプル・エンジン 、14種類のフィルターを備えたEditページ。複数のパラメータをすばやくエディットできる8つのマクロ・パラメータも装備。
  • SampleTank 3のパワフルな64-bitネイティブ・サンプル・エンジンを搭載
  • プラハのCNSO Studiosで収録された高品位なサウンド。

 

 

……わかんねえ!!!!!w

 

ということでゼロオタDTM的に超ざっくり特徴をまとめるとこんな感じです。

  • 音がマジで良い
  • 弦楽器、管楽器、打楽器、クワイア(合唱っぽい声)、
    「オーケストラ」といって思い浮かぶだいたいの音は出せる
  • いろんな奏法ができるので表現力めっちゃすごい
  • ソフト内でエフェクトもかけられる
  • あくまでオーケストラ音源なのでポップスなどに組み込むときは
    ちょっとコツが必要
  • でも音がマジで良い

 

だいたいの音は出せる上にこの高クオリティという音源はなかなかないです。
個人的には
・ストリングス
・鉄琴
・チューブラーベル(のど自慢のキンコンカンコンの奴)
・クワイア
・オルガン
このあたりをよく使いますね。便利です。

 

しかも80%オフ。「買い」でしょう。

 

ただ、一つだけ弱点というか注意点があって、
上記下から二番目の項目なんですけど、
フルオーケストラ、クラシック音楽的な使い方に適した音源なので、
パキパキッとした音使いが求められがちなポップスやロック、
それこそアニソン系にそのまま入れてしまうと埋もれてしまってなかなか良さが引き出せません。

そこで今回はそういった用途での使い方をご紹介します。

 

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ストリングス打ち込みのコツ

解説を始める前に

先に言っておきますね。

管楽器(特に金管)でバリッとした音を求めている人はあまりオススメできないです。

もちろん出せないことはないですが、
使える音域が限られたり、細かいニュアンスに限界があったりするので、
今回は割愛します。

というわけでストリングスのやり方のみをご紹介。

 

今回はですね、こちらの曲を使います。

 

Twitterに不定期で投稿している「オタクあるある」シリーズから1曲。
こんなクソふざけた楽曲ですが、
実はMiroslav Philharmonik 2をばっこり使っています。

動画の0:22あたりからサビ終わりくらいまで解説していきますね。

ちなみに該当箇所、
ストリングスとドラムだけで鳴らすとこんな感じです。

 

これだけ聞くとまるで「イェッタイガーに関しての歌」だとは思えないですね…
いつものことながら僕はいったい何をやっているんでしょうね…

 

ポイント①:トラックディレイ

 

まずは音の設定から。

基本的には「アンサンブル音源」が良いと思います。厚みがあるので。

ちなみに「+1st Violin」の方を選んだ方が高い音まで出せるので
基本的にはこちらを選んでおきましょう。
(高い音になると音が薄くなってしまうので絶対に使えるというわけではないですが)

音を立ち上げたらソフト内でエフェクトもかけておきましょう。

MIXパネルで以下の3エフェクトをかけます。

音作りの方針としては以下の二つ。

  • 他の楽器の音圧に負けないようにコンプ類で叩いて太い音を作る
  • 高域を持ち上げてギラつかせ、抜けをよくする

 

ここまでできたら次はDAW側での操作です。

DAWによっては「トラックディレイ」
つまり「トラック全体の発音タイミングを調整する」機能がついています。

僕が使っているCubaseではこの部分。

トラックディレイがついていないDAWの場合は、
全ての打ち込みが終わってからMIDIノートを少しだけ前倒しに移動させましょう。

曲調やテンポにもよるのですが、
だいたい-30~-15ミリ秒に設定します。

Miroslav Philharmonik 2はクラシック向けということもあって、
音の立ち上がりが遅めでゆるっとしています。

EDITパネルで調整もできますが、それでも限界があるので、
そもそもの発音タイミングを早めてしまおうという魂胆です。

ポイント②:アーティキュレーション

よく使う便利な奏法一覧

ここが何より大事です。

アーティキュレーション、要は「奏法のコントロール」と思ってもらったらいいんですが、
リアルっぽさを出すにはアーティキュレーションをいかに細かく置いていくか、
どういう奏法でどういう音が鳴るのかを把握しておくことが大事です。

ちなみにベタ打ちでの音源はこんな感じ。

 

Bメロのピチカートはもちろんですが、
全体的にまったりしてしまって歯切れが良くないですよね。

これをアーティキュレーションで歯切れよく、抑揚をつけていきます。

アーティキュレーションは、
コントロールを変えたいタイミング(上手くいかない場合はその直前)で
該当するノートを置けば入力完了です。

こんな感じ。
上半分は実際のストリングスフレーズ、
下にポンポンと置いてあるのがアーティキュレーションのためのキースイッチです。

そしてそして、
ポップスやロック等音圧の高い音楽において良く使うアーティキュレーションがこちら。

赤丸が頻出の奏法、青丸は今回の曲で使った奏法です。

よく使う奏法説明

  • D0(Sustain ff)
    メイン。C0よりも強めの表現。歯切れは良くないので
    長めのノートで伸ばすようなフレーズのときはコレ。
  • F#0(Detache 0,4)
    短い音で速いフレーズを弾くときはコレ。
  • C1(Staccato 0,3)
    F#0よりもさらに短くパキッとさせたいときに。
    音の強さ自体はF#0より弱いので、ベロシティーは高めに
  • G1(Legato Fast)
    一番アタックが強くてバキッとした音
    ただし、他の奏法とサンプリング方法が違うのか音の質感が全然異なるため、
    これを使うならこの奏法だけで通していかないと違和感が出る。

今回使った奏法説明

  • D1(Pizzicato)
    指で弦を弾く奏法。Bメロとか落ちサビとか使いがち。
  • E1(Tremolo)
    同じ音を細かく連打するような奏法。
    ゥゥゥゥウウウウンって盛り上げていきたいときとか。
    音量などのオートメーションと組み合わせる必要アリ。

 

具体例①:Aメロ後半

たとえば「家虎のうた」では、Aメロ後半の「騒ぎたい、それもまあ分かる」の部分では
こんな感じで奏法を使い分けています。

オレンジ:C1(Staccato)
緑:F#0(Detache0,4)
それ以外:D0(Sustain ff)

8分裏拍で「タッタッ」と刻み飛ばすようなフレーズが多いので、
短く強く飛ばせるスタッカート(C1)を適宜入れつつ、
そこまで短くする必要はないものの、
歯切れの良さを出したかった部分にデタッシェ(F#0)をポイント的に入れた感じです。

 

具体例②:サビ

「家虎のうた」のサビ、「家に虎がいたらそりゃ厄介だよな」の部分です。

オレンジの部分だけがデタッシェ(F#0)、あとはサステイン(D0)です。
細かいベロシティー入力はありますが、
基本的にサビのストリングスってこういう風に
比較的長めの音で鳴らしつつ、
セクションの終わりに16分音符で駆け上がったり駆け下りたりする
ことが多いと思います。

言ってしまえば
パッド+アルペジオシーケンスの両方を担う、的な。

こういう時に役立つのがアーティキュレーション。
細かく弾くところだけデタッシェもしくはスタッカートで歯切れをよくするイメージです。
ただスタッカートだと細かすぎるので流れるように駆け上がる感じが出せないので
個人的にはデタッシェの方をオススメします。

 

その他のコツ

正直音作りとアーティキュレーションさえしっかりと作れていれば
音数の多い曲では十分な表現力になります。

ただ、静かめな曲であったり、ストリングスがメインになったり、
細かい表現力がほしいときは以下のポイントも意識していくとより良くなるでしょう。

  • ベロシティー(音の強弱)
    弓使いがアップなのかダウンなのかというところまで意識して細かく書くと
    かなりリアルになっていきます。
  • 音の切り方
    スラーとして繋げていくのか?音を少し離して弓を切り返すのか?
  • パートごとの音量
    今回は2パートで作りましたが、
    パートごとにパラアウトしてパンニング、
    ボリュームコントロールをするとより棲み分けをはっきりできます。

 

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まとめ

 

今回は「Miroslav Philharmonik 2」をより”ナウ”っぽく使うやり方を紹介しました。

この価格でこれだけのオーケストラ音源が手に入るなら
絶対買いだと思います。個人的には。

購入検討材料の一つに活用いただけたら嬉しいです!!

それではまた!
めだんしでした。

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